花見終了。

メイヒは、ゴミの入ったコンビニの袋を持って、桑島の後ろを歩く。
桑島のスーツはボロボロ。髪もボサボサ。側頭部には、何故か、タンコブが出来ている。
とても痛そう。署に帰れば、側頭部よりも痛いお小言が待っている。飲み過ぎた。
それでも、桑島は十分過ぎる程、満足していた。
知った顔の笑顔が見られたから。知った顔と、言葉が交わせたから。

　「桑島さん。」
　「んぁ？」

　「…靴底、壊れてますよ」
　「知ってらぁ…。メイヒ…。」
　「はい？」
　「ちったぁ、気分転換になったか？」

「……………さぁ…どうでしょう…でも」
「………ん」
「ありがとうございます。」


騒がしかった数分前_____

「ちょ、まて！金槌は反則だろっ！せめて、その鉄部分をどうにかしろっ！」
「ヒハハヒャハ！OKOK！こういう時の為に、先生、木槌も持ってるんだよ！さすが、パーフェクトティーチャー！！」
「のぉーーーっ！！それは、あれだ、ツッコミ的に言ったまでで、本当に持ってるやつがいるか！」

追い掛ける教師。
逃げまどう刑事。

応援する女子高生。
どっちとも無く応援する女子高生＆オヤジ。

宴会ムードな少女。

嬉々と眺める女性。
冷静に見守る男。
清掃活動中な武士高生。

すみっこの桜の木を一周する女刑事。

さようなら。またね。じゃぁな。では。

銀幕市民は、この日、それぞれの思いを抱えて花を見た。

大くの犠牲が出た。だから皆、それぞれの思いでこの日を過ごす。

さようなら。またね。じゃぁな。では。
さようなら。さようなら。また、来年。

かじょがき。

・花見の掲示板が中途半端で終わってゴメンなさい。
　でも、楽しかったです。ありがとうございます。

・オヤジBS枠、全開しないかぁ…（まだ、言ってるよ）

・虚構の教戒。すげぇ…そして、どんどん銀幕市が何処へ向かうのかドキドキ。
　影でコソコソしてる方々は、まだ謎な存在なので、妄想が乏しい自分は
　PC５とかの、悪の組織の妄想しか浮かばないのでした。